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オットージャパン株式会社様

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スピード感のあるプロモーション実施へセール期を前に、迅速なサーバー増強が可能に

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フリービットクラウド VDC PRO

メールオーダー・オンラインショッピングの分野でグローバル展開する「オットーグループ」。その日本法人であるオットージャパン様に、フリービットクラウド VDC PROが採用されました。重要な販売チャネルであるECサイトのシステム基盤として、フリービットクラウド VDC PROを選定した理由や導入効果とは。オットージャパン株式会社 情報システム部 副部長の西峯英昭様に話を伺いました。

ハウジングサーバーの運用・管理に限界
プロモーションの展開に影響も

オットージャパン様の事業概要、および所属部署のミッションについて教えてください。

オットージャパンは、ドイツを拠点に世界20カ国で展開する通販企業「オットーグループ」の日本法人として、インターナショナルなレディースファッションを中心とした魅力ある商品をお届けしています。2013年春には、トレンドを意識しつつも、自分らしいスタイリングでファッションを楽しむ30代の女性をターゲットとした新ブランド「FABIA(ファビア)」を立ち上げ、より幅広いお客様のニーズに応えられるよう、ラインアップを強化しました。

私の所属する情報システム部では、ECサイトのシステム管理全般を担っています。お客様の重要な個人情報を取り扱う以上、情報漏えいは決して許されません。そのため、われわれにとって、セキュリティ管理の徹底が最も重要なミッションとなっています。さらに、ECサイトのインフラには高い安定性が求められます。ECサイトの停止による機会損失を防ぐためにも、「止められない」システムを構築・運用することが必須と言えます。

以前の運用状況、その際に抱えていた課題を教えてください。

当時のシステム基盤は、ハウジングしたWindowsサーバーにアプリケーションを搭載して運用していました。しかし、万が一障害が起きてしまった場合、自社のスタッフで障害対応からメンテナンスまで行わなければならず、人的リソースに限界を感じていました。

さらに繁忙期を前にして、ハードウェアを迅速に増強できない点も課題でした。ECサイトでは、カタログやメールマガジンを使ったセール情報の告知など、大掛かりなプロモーションを展開すると、トラフィックが通常期の何十倍にも急増します。サーバーやCPUを増強するにも、数カ月前からスケジュールを組まなければならず、スピード感を持ったプロモーションを実施することが難しい状況でした。

これらに加えて、アプリケーション開発のために導入していたマイクロソフト製品(.NET)の保守期限が迫っていた点も後押しとなり、ECサイトのシステム基盤をリプレースしようと検討を始めました。

運用実績やセキュリティ機能
迅速な対応への期待が選定の決め手に

システムを選定した経緯や理由を教えてください。

オットージャパン株式会社 情報システム部 副部長 西峯英昭氏

システム基盤をリプレースする際、「アプライアンス型サーバー」「プライベートクラウド」「パブリッククラウド」という3つの方法を候補に挙げました。その中で最終的に選んだのが、パブリッククラウドです。2011年秋ごろに、ビーグッド・テクノロジーさんからフリービットクラウド VDC PROをご提案いただき、検証を重ねて導入に至りました。

フリービットクラウド VDC PROを選定した理由は主に3つあります。
1つめは、ビーグッド・テクノロジーさんの豊富な運用実績です。当社がクラウドサービスを導入するのは初めての試みでしたが、システムの安定性やコスト面について事細かに説明いただいたほか、事前にデータセンターを見学させていただき、安心感がとても高まりました。また、当社のグループ会社であるエディー・バウアー・ジャパン株式会社が、ビーグッド・テクノロジーさんを通じて、2010年にフリービットクラウド VDC PROを導入していた点も安心材料になりました。

2つめは、当社の要望に対して、迅速に対応していただける点です。当時、他社の大型パブリッククラウドも比較検討していましたが、大規模なサービスの場合、障害対応などに時間がかかってしまう傾向があります。一方、フリービットクラウド VDC PROの場合は、システム構築・運用のビーグッド・テクノロジーさんと提供元のフリービットさんとの信頼関係が強く、日ごろの要望から障害対応まで、迅速にご協力いただけるという安心感がありました。

3つめは、セキュリティ機能です。フリービットクラウド VDC PROには、ファイアウォールやアンチウイルス/スパムなどのセキュリティ機能があらかじめ標準搭載されているため、コストメリットが高い点が魅力でした。さらに、フリービットクラウド VDC PROを導入する前に、SaaS型WAF(Scutum)を採用しており、ファイアウォールとの二重化によって、よりセキュアなシステム環境を構築できると考えました。

一時的なサーバー増強が可能に
セキュリティ機能の細かな設定も好評

選定後の状況や導入効果について教えてください。

(中央)オットージャパン株式会社情報 システム部 副部長 西峯英昭 氏(右)株式会社ビーグッド・テクノロジー 代表取締役 兼 株式会社インターオフィス 代表取締役 梶原稔尚氏(左)株式会社ビーグッド・テクノロジー ITサービス統括部 クラウドサービスグループ リーダー 矢野 哲朗氏

2012年8月にフリービットクラウド VDC PROを選定した後、2カ月後の10月には本格稼働を開始できました。このスピード感も、パブリッククラウドならではと実感しています。

情報システム管理者として、これまでは「障害が発生したら、すぐに対応しなくてはいけない」という不安が常に頭にありました。例えば、サーバーに障害が発生した場合、代替機がくるまでどれくらいの期間が必要なのか、ECサイトの運営をどのようにして継続するか、という点をいつも考えていました。しかし、パブリッククラウドに移行したことで、これらを考える心配も減りました。懸案だったハードウェアリソースの増築についても、即日から増やせるため満足しています。福袋の販売を例に挙げると、年内にリソースを増強しておき、年明けにプロモーションを終了するとともに、リソースを元に戻すという運用が可能です。このように、一時的に急増するトラフィックに対応でき、余分なコストを抑えられる点にもメリットを感じています。

セキュリティ機能の設定については、ビーグッド・テクノロジー様が管理・運用されています。(※梶原様のコメント)

フリービットクラウド VDC PROの運用を委託されている立場から言うと、フォーティネット製UTM「FortiGate」の管理コンソールを使って、スピーディーに管理・運用できる点が気に入っています。オットージャパン様は、ビジネスのスピード感をたいへん重視されています。通常のクラウドサービスでは、ご要望をいただいてからUTMの設定を変更するまで、数日かかってしまうケースも少なくありません。しかし、フリービットクラウド VDC PROの場合は即日で対応できます。

また、「FortiGate」の機能をフルコントロールで設定できる点にもメリットを感じています。セキュリティ管理を重視するオットージャパン様は、ファイアウォールに関して、かなり細かな設定を行っています。このようなご要望に対しても、管理コンソールから詳細な設定が行えるため、オットージャパン様のご期待に応えられる点が嬉しいですね。

最後に、オットージャパン様の今後の展望や
フリービットへの期待をお聞かせください。

オンラインショップ「オットー・オンラインショップOtto」イメージ図オンラインショップ「オットー・オンラインショップOtto」イメージ図

ECサイトでは、洋服の商品画像が重要な訴求ポイントとなります。より鮮明で臨場感のある商品画像を掲載するために、ECサイトのインフラを増強することも視野に入れたいと思います。また今後、お客様の多様なニーズに合わせてサイトリニューアルを予定しています。

ビーグッド・テクノロジーさんやフリービットさんと綿密に情報共有し、事業拡大に合わせたシステム基盤の構築も検討していきたいですね。

オットージャパン株式会社

所在地:東京都世田谷区若林1-18-10

事業内容:
オットージャパンは「Otto」「FABIA」の2つのブランドを中心に、世界中から選りすぐったアイテムをお届けしています。
また、物流、コールセンターなど法人向けビジネス総合支援サービスも提供しています。

URL:http://www.otto-online.jp

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