免責事項
※当社からお知らせするセキュリティ情報は公開当時当社が知り得た情報を元に配信しております。そのため、情報の網羅性について保証せず、当社から配信された情報を用いて利用者が行った行為について、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。

バックアップが「メモリ不足です」エラーにより失敗する

[説明]

バックアップが「メモリ不足です」または「ページング ファイルが⼩さすぎるため、この操作を完了できません。」エラーで失敗します。

[対処]

バックアップ中に作成されるスナップショットに必要な領域の確保ができなくなっている可能性があります。

スナップショット静止以降のI/O 操作の量が多すぎる場合に、キャッシュ用の領域が不足することがあります。

現在は症状が発生していないということでございますので、以下対処のうちキャッシュサイズの変更以外を予防措置として実施していただき、再発した場合には残る対処にて改善されるかをご確認ください。

・最新のエージェントにアップデート

・コンピュータの再起動
不安定なプロセスや、使用していないメモリ領域が存在している場合に有効です。

・ディスク領域の確保
スナップショット取得時に、ディスク上にキャッシュ処理行う一時ファイルが作成されますが、ディスク領域に必要な空きがないと領域の確保ができません。

・I/Oの少ないタイミングでバックアップを実施
バックアップをI/O が少ない状態で実施することで、スナップショット作成に必要な領域の消費を抑えることができます。

・キャッシュサイズの変更  ※上記で改善されない場合にのみ実施します。
バックアップボリュームにスナップショットを格納するのに十分な空き容量がある場合には、一時ファイルのサイズを増やします。

スナップショットの作成にソフトウェアシステムVSSプロバイダを使用している場合には、以下手順で実施します。

管理者権限で sadmin list shadowstorageコマンドをして、shadow storageを確認します。
コマンドの詳細はMicrosoft TechNet: Vsadmin listshadowstorageを参照してください。

コマンドライン(スタート-実行 > cmd)より、次のコマンドを実行します。

vssadmin list shadowstorage

以下のような結果が出力されます:

For volume: (C:)\\?\Volume{34e2a3b2-3136-11df-81bf-806e6f6e6963}\
Shadow Copy Storage volume: (C:)\\?\Volume{34e2a3b2-3136-11df-81bf-806e6f6e6963}\
Used Shadow Copy Storage space: 1.815 GB (1%)
Allocated Shadow Copy Storage space: 2.315 GB (1%)
Maximum Shadow Copy Storage space: 2.419 GB (1%)

バックアップボリュームにスナップショットを格納するのに十分な空き容量がある場合には、vssadmin resize shadowstorageコマンドを使用してshadow storageをリサイズすることができます。

shadow storageの最大サイズを変更します。

コマンド例

vssadmin resize shadowstorage /for=c: /on=c: /maxsize=20GB

    このページの内容について、ご意見・ご要望をお聞かせください。
    お客様からの声を大切にし、改善に努めてまいります。

    こちらのFAQは参考になりましたか?

    このページの内容について、ご意見・ご要望をお聞かせください。
    ※ このフォームからいただいたご意見・ご要望につきましては、お客様に直接ご回答を差し上げることができません。
    ご質問につきましてはお問い合わせフォームにて承っております。

    FortiGate標準提供クラウド